2021年 フォーティネット選手権

コロナ恨めしラームの本音「いい気分じゃない」

2021/09/17 12:48
ジョン・ラームが「本音」を吐露した(Scott Strazzante / The San Francisco Chronicle via Getty Images)

◇米国男子◇フォーティネット選手権 初日(16日)◇シルバラードリゾート&スパ (カリフォルニア州)◇7123yd(パー72)

ライバルの受賞に異論はない。それでも、振り返れば唇をかみたくなる瞬間があった。ジョン・ラーム(スペイン)は待望のメジャー初制覇、世界ランキング1位到達を達成したシーズンにPGAツアーの最優秀選手賞(プレーヤー・オブ・ザ・イヤー)を得られなかったことが、本心では悔しい。

賞を手にしたのは年間4勝をマーク、うち2つをシーズン最後の2試合で奪ったパトリック・カントレー。5人の候補から選手による投票で選ばれた(投票数の内訳は非公表)。ラームは「4勝もして年間王者になったパトリックはふさわしい」としながら、「2番手の気分は良くない。僕にもチャンスがあったはずだ」と正直。

悔やんでも悔やみきれないのが新型コロナウイルスだ。6月「メモリアルトーナメント」は後続に6打差をつけた3日目終了時に、検査での陽性が発覚して途中棄権。6月「全米オープン」でシーズン唯一の勝利を挙げた後、8月の「東京五輪」直前に再び陽性と判定されて来日できなかった。

「メモリアルのような不運な状況が足かせになったのでは。もしプレーできたら、勝てたと思う。五輪も良いプレーを見せてメダルを取れていたら…」。そのメモリアルで優勝したのがカントレーだったのも、今となってはやるせない。

26歳は今週、開幕前日のプロアマ戦を腹痛で急きょ欠場した。13日(月)によく眠れず、スポンサーと会食した14日(火)の夜に具合が悪くなった。2週前に終えた昨季の疲れがコンディションに表れているという分析。「コロナ陽性のときはただの風邪のような症状だった。今の方が体調は良くない」と明かした。

欧米選抜の対抗戦「ライダーカップ」を次週に控え、今大会を欠場した多くのトッププロをよそに、ラームは実戦感覚をつかむために出場を決めた。1オーバー104位のスタートが呼ぶものは…? 若き世界1位の周囲は騒がしい。(カリフォルニア州ナパ/桂川洋一)

2021年 フォーティネット選手権