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松山英樹自叙伝の重版決定 「彼方への挑戦」発売2週間で

2021/09/06 16:45
松山英樹の自叙伝の重版が決定。丸善丸の内本店ではポスターも(提供:徳間書店)

松山英樹が4月の「マスターズ」制覇までを自らの言葉でつづった自叙伝「彼方への挑戦」の重版が決まった。

初版は3万部で、重版は8月20日の発売から2週間に満たない9月2日に決定した。発行する徳間書店の編集担当者・苅部達矢さんは「社内でも、マスターズから半年経っての発売ながら重版がかかるのは異例のスピードと言われています」と手応えを見せる。

発売前は「活字離れが進む時代の中で、自己啓発やハウツー的な作りではなく、約300ページもある自叙伝がどこまで読んでもらえるのか」と思っていたという。ふたを開けてみれば「Amazon」のカテゴリー別の売れ筋ランキング(人生論)で1位を獲得するなど好評を博している。

読者の口コミや感想は「ゴルフをやっていない人でも十分読めるというものと、読んでいて“泣ける”という意見が多かった」という。

苅部さんは「挑戦し続けるからこそ、見える景色がある。もちろん、必ずしも成功するとは限らず、実際に松山さん自身も苦しんでいた。ただ、読んだ人が『自分の道を頑張ろう』とインスパイアされるものにしたかったし、なっていると自負しています」と語った。

早くも重版が決定。写真はジュンク堂書店池袋本店の本棚(提供:徳間書店)
三省堂書店池袋本店でも平積み(提供:徳間書店)