2021年 ザ・ノーザントラスト

ZOZO以来の“水入り” PGAツアープロはどう過ごす?

2021/08/22 11:33
大会3日目、同組でプレーしたラームとフィナウ(Tracy Wilcox/PGA TOUR via Getty Images)

◇米国男子プレーオフ第1戦◇ザ・ノーザントラスト 3日目(21日)◇リバティーナショナルGC(ニュージャージー州)◇7410yd(パー71)

大西洋を北上しているハリケーン「アンリ」の影響で22日(日)の競技が中止され、23日の月曜決着が決まった今大会。丸一日順延は、日米共催の2019年「ZOZOチャンピオンシップ」以来となる。

ハリケーンはニューヨーク州ロングアイランド付近に到達する見込みで、ニュージャージー州ジャージーシティの試合会場にも突風が吹き荒れ、激しい雨が降ることが予想されている。

トーナメント開幕後では異例の“オフ”。初日から首位を走る世界ランキング1位のジョン・ラーム(スペイン)は、2度の新型コロナウイルス陽性判定で隔離生活を送った経験が生きると話す。「学んだことがあるとすれば、それは一日中部屋に閉じこもって何をするべきかということだね」。部屋には4月に生まれたばかりの息子のケパ君もいるため、「家族の楽しい一日になることは間違いない」とリラックスモードだ。

3日目にコースレコード「60」を出して首位に並んだキャメロン・スミス(オーストラリア)は少しだけ戸惑いものぞかせる。「こういう状況は初めてだから、あすは何をすればいいかわからない。アドレナリンや高揚感は少しずつ失われていくだろう。寝て、少しだけ(ホテルの)ジムに行って、月曜には燃え尽きるだろうね」

ケビン・ナは韓国ドラマ、トニー・フィナウはNetflixの「ヴァージンリバー(Virgin River)」といった各選手お気に入りの動画コンテンツで過ごす時間も長くなりそう。

さらにフィナウはクラブを持ち帰って逆転に備えるという。「パターを目覚めさせる必要がある。カーペットの上で転がすのは、よくやっていることだよ。2018年だったかな、何人かと一緒に廊下でチッピングをしたこともある。結構難しいんだ」と笑った。

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