2021年 全英オープン

出だし5ホールで4ボギー 星野陸也は大きく出遅れ

2021/07/16 06:36
星野陸也はショット、パットとも序盤を悔やんだ

◇メジャー第6戦◇全英オープン 初日(15日)◇ロイヤルセントジョージズGC(イングランド)◇7189yd(パー70)

星野陸也が初めての全英で放った第1打は、いきなり右サイドのフェスキューに突っ込んだ。フライヤーしたセカンドも奥の深いラフまで届いてボギー発進。その後もティショットが右に出る傾向が続き、出だし5ホールで4ボギーを喫した。

練習場から“気持ち悪さ”を抱えていたという。「ティショットで合わせにいってしまったのかな。合わせにいって、変な力が入ってしまった」。3番では強烈な下りのラインを必死に寄せた後で返しをミスするなど、グリーン上にも連鎖。「スピードが出ないグリーンに対して、勇気を持って打てなかった」と唇をかんだ。

ピンの手前から花道に向かってきつい下り傾斜となっていた後半17番では、ギリギリを狙って届かずにボギー。「しっかりピンの奥に打たなければいけなかった」。前半の出遅れがプレー選択にも影響した。

3バーディ、7ボギーの「74」で4オーバー127位と大きく出遅れたが、フィールド14位タイのフェアウェイキープ率71.43%(10/14)が示すように、後半にかけてティショットが徐々に修正できたことは好材料。初日のホールアウトは午後4時過ぎ。最終組で午後4時16分スタートとなる2日目のプレーまで、ほぼ丸一日ある。「風に対応する押さえた球筋、パットを調整したい」と挽回を誓った。(イングランド・サンドウィッチ/亀山泰宏)

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