日本勢3人が同組でラウンド! 今田が抱える悩みとは…
2009/08/12 12:50
8月13日(木)から米国ミネソタ州のヘーゼルティン・ナショナルGCで開幕する、米国男子メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」。11日(火)の練習日に、今田竜二、片山晋呉、藤田寛之の3人が同組でラウンドし、調整を行った。
午前10時、3人の日本人プレーヤーが1番ティに登場した。もともとは、藤田が今田とのラウンドを熱望。「携帯番号も知らなかったので、前日に直接会ってお願いしました。予定が入っていたみたいだけど、交渉しました」と藤田。そこに、片山が同じく前日、藤田に同伴を希望して3人による豪華な競演が現実した。
今田と藤田はマッチプレー形式でスコアを競い合ったという。「世界のイマダとイーブンでした。(今田に)“やばい!”と言わせましたよ」と笑顔の藤田は、「去年(オークランドヒルズCC)よりフェアウェイが広い気がするし、(去年は)もっとトリッキーな感じだった」と、コースとの相性は良好な様子。今田も「後半はドライバーが良くなってきた。調子が上がっている方には、向いていると思います」と、課題としていたドライバーは復調傾向にあるようだ。
実はこの3人、今年11月末に中国の深センで開催される国別対抗戦「オメガミッションヒルズワールドカップ」の出場を巡り、浅からぬ繋がりを持つ。世界ランキングにより出場権とパートナーの指名権を持っていた片山が、出場辞退を表明。変わって権利は全て今田に繰り下がり、今田は世界ランキング100位以内の日本人プレーヤー、つまりは藤田と石川遼のどちらかを選べる権利を持つ。今田は前日、石川と2人で練習ラウンドをプレー。この日は藤田と回り、「良い意味で、決めがたいですね…」と悩ましげな表情を見せていた。