「身が引き締まる思い」松山英樹がグリーンジャケットで総理大臣顕彰
2021/04/30 11:51
男子メジャー「マスターズ」で日本人初優勝を飾った松山英樹が30日、内閣総理大臣顕彰を授与された。
マスターズチャンピオンの証し、グリーンジャケットをまとって首相官邸で行われた顕彰式に出席。菅義偉首相から「素晴らしい快挙。(東日本大震災の)被災地の皆さん、国民の皆さんに勇気と希望を与えていただいた」と偉業をたたえられ、「身が引き締まる思いです」とコメントした。
東北福祉大在学中だった2011年、初出場を決めていた「マスターズ」を前に東日本大震災が発生。改めて被災地への思いも口にした。
「10年前に出場できるかどうか分からない状況で、被災地の方々から(出場を後押しする)多くのメッセージをいただいて、それから10年が経ちましたけど、いい結果を出せて、何かしら勇気であったりを与えられたのであれば良かったなと思います」
さらに今夏の東京五輪に向け、「それまでに大事な試合もありますし、オリンピックでも金メダルを目指して頑張りたい」と決意をにじませた。
「国家、社会に貢献し顕著な功績のあったものについてこれを顕彰する」ことを目的とする内閣総理大臣顕彰。松山が50件目、個人としては34人目にあたり、ゴルフ界では岡本綾子に続く2人目となる。