2021年 ジェネシス招待

初優勝が快挙に? 24歳バーンズが難関リビエラで35年ぶり記録更新に挑む

2021/02/20 16:45
エリートフィールドをトップで折り返したサム・バーンズ。“伏兵”が初タイトルを目指す(Brian Rothmuller/Icon Sportswire via Getty Images)

◇米国男子◇ジェネシス招待 2日目(19日)◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7322yd(パー71)

2018年に下部ツアーで1勝、翌年昇格したツアー3年目。エリートが集まる招待試合のフィールドでは“無名”といえる24歳が記録的スコアで大会を折り返した。首位スタートのサム・バーンズはこの日も5バーディ「66」の好スコアをマーク。2004年の丸山茂樹らが記録した36ホールの大会コースレコードに並ぶ通算12アンダー「130」で、2位に5打差をつけた。

「とにかくガマンしただけ。力むこともなかった」と顔には驚きの色も浮かんだ。後半8番で3mのパーパットをねじ込むなど、要所を締めてノーボギーのスコアカードを完成させた。「とにかくゲームプランに沿ってやりたい。今のところうまくいっていると思う。このコースは多くチャンスを作れないから」とこの先も難所が多いことは百も承知。静かに週末を迎えるつもりでいる。

大会の72ホール最少スコアは1985年にラニー・ワドキンスが記録した通算20アンダー「264」。これはPGAツアーの記録でもっとも長い35年間、更新されていないトーナメントレコードである。

バーンズ自身、決勝ラウンドをトップで迎えるのは初めてではない。昨年10月の「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」では週末に後退して7位、同11月「ビビント ヒューストンオープン」は最終日も首位で迎えて7位に終わった。もちろん、“3度目の正直”といきたいところ。

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