米国男子ツアー

ゴルフきょうは何の日<2月10日>

2021/02/10 07:00

1955年 グレッグ・ノーマン生誕(66歳)

1996年「マスターズ」最終日、ノーマンはまさかの大失速でグリーンジャケットに手が届かず (Stephen Munday/ALLSPORT via Getty Images)

ホオジロザメを意味する「ホワイトシャーク」の愛称で知られるグレッグ・ノーマン(オーストラリア)が競技を始めたのは、16歳のとき。2年後にはスクラッチプレーヤーとなり、憧れだった空軍パイロットではなくゴルフの道を選んだ。

プロデビューした1976年にオーストラリアツアーで早々にタイトルをつかむと、活躍の場を世界に広げ、PGAツアーでは84年「ケンパーオープン」を皮切りに永久シード条件のひとつとなる通算20勝をマークした

2勝を挙げた「全英オープン」の雄姿だけでなく、「マスターズ」での悲劇のヒーローぶりも多くのファンが記憶するところ。プレーオフで散った87年など惜敗を繰り返し、96年は初日に大会記録に並ぶ「63」で飛び出しながら、2位に6打差をつけて迎えた最終日に「78」と大崩れ。ニック・ファルド(イングランド)にグリーンジャケットをさらわれた。

2001年に世界ゴルフ殿堂入り。世界ランキング1位に君臨した期間は331週に上り、683週のタイガー・ウッズに次ぐ歴代2位。120週で3位のダスティン・ジョンソンを大きく引き離している。

ビジネスの世界でも華々しい成功を収めたノーマン。ことし1月にはフロリダ州ジュピターの大豪邸が5990万ドル(約62億7800万円)という価格で売りに出されているとの報道もあった。