2年1カ月ぶり「シルバーコレクター」返上なるか シャウフェレが最終組で93年生まれ対決
◇米国男子◇ウェイストマネジメント フェニックスオープン 3日目(6日)◇TPCスコッツデール (アリゾナ州)◇7261yd(パー71)
ザンダー・シャウフェレがツアー5勝目を懸けて、通算18アンダーで首位に並ぶジョーダン・スピースらとの終日最終組でティオフする。
第3ラウンドは7バーディ、1ボギーの「65」でプレー。「安堵と達成感でいっぱいだよ。僕が求める、コンスタントなプレーをできた。だから興奮している。明日はジョーダンと徹底的に向き合いたい」と目をギラつかせた。
最後の優勝は、2019年1月の「セントリートーナメントofチャンピオンズ」までさかのぼる。昨季は2位が3回、今季は前週まで6試合に出場し2位、5位、17位がそれぞれ2回。勝てば、2年1カ月2日(764日)ぶりとなる。
スピースと同じ1993年生まれの27歳。スピースが19歳で初優勝を飾ったのに対し、シャウフェレが初タイトルに輝いたのは23歳だった。「ジョーダンはいつも僕よりうまくて、正直に言うとあんまり彼のことを意識していなかったんだ。ただ彼の名前を知っている、その程度だった」
ただ、メジャー3勝を含むツアー11勝のスピースは3年半にわたって勝利から見放され、成績も低迷していた。シャウフェレは常に上位を争う存在で、現在の世界ランクはシャウフェレが4位、スピースは92位だ。
2人は2018年「全英オープン」でも同じく首位に並んで最終日最終組を回ったが、シャウフェレは「74」、スピースは「76」と崩れ、フランチェスコ・モリナリ(イタリア)に勝利をさらわれた。
シャウフェレは「明日のラウンドは楽しくなると思うよ。やろうとしていることは二人とも同じで、僕たちはともに証明すべきことがたくさんある。彼はキャリアの中で多くのことを成し遂げてきている。僕はまだ前に進もうとしているし、彼が短期間で成し遂げてきたことをしていくつもりだ」と力を込めた。