2020年 マスターズ

松山英樹は悔しさ募る13位 5カ月後「必ず勝てるように」

2020/11/16 05:25
13位フィニッシュに硬い表情を浮かべる松山英樹 (Patrick Smith/Getty Images)

◇海外メジャー◇マスターズ 最終日(15日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)7475yd(パー72)

9度目の挑戦となった「マスターズ」は通算8アンダーの13位。松山英樹は過去6年で4度目のトップ15フィニッシュを果たしたが、悔しさばかりが募っていく。「うまくいったところもあるし、悪かったところもある。結果としてはすごく悔しいけど、良い一週間だったと思う」。応援してくれるギャラリーがいない中、松山は自身をねぎらうようにそう言った。

首位のダスティン・ジョンソンを8打差で追って出た最終日。2番(パー5)で5mのイーグルチャンスを決められず、続く3番は3パットのボギーとした。直後の4番(パー3)ですぐにバウンスバックを決めたものの、その後の5ホールは、早く、1つでも伸ばしたい気持ちが空回りするかのようにパーが続いた。

10番でボギーをたたくと、11番は集中の糸が切れたかのように再び3パットのダブルボギー。その後に2バーディを取り返したが、優勝したジョンソンは遥か彼方の通算20アンダーに達していた。

「少し苦手意識が出ている感じがある」と松山は打ち明けた。4日間のスコアは68-68-72-72の280。順調にスコアを伸ばした予選ラウンドから一転、決勝ラウンドはパープレーが続きチャージを掛けることができなかった。

「対策をしっかりとして、来年良いプレーができるようにしたい」と唇を結んだが、次の「マスターズ」は、わずか5カ月後に迫っている。「なかなか良い結果を出せていないけど、来年は必ず勝てるようにしっかりと頑張ります」と、両肩に背負い続けるファンの期待は重くても、下ろすつもりは微塵(みじん)もない。

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