2020年 マスターズ

63歳ランガー「カッコいい」 8打差マキロイは現実も見る

2020/11/15 09:58
マキロイは「67」で浮上したが、首位とは8打差(提供:Augusta National Golf Club))

◇海外メジャー◇マスターズ 3日目(14日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)7475yd(パー72)

ロリー・マキロイ(北アイルランド)が6バーディ、1ボギーの「67」をマークし、通算8アンダー10位タイまで上がってきた。

第1組スタートだったため、ホールアウト時点では首位を走るダスティン・ジョンソンがプレー中だった。「DJ(ジョンソン)は14アンダーかな?少なくとも16アンダーまではいくだろう。8打差だ。現実を見て、今はこのトーナメントで優勝しようとは考えていないよ」。予測通りの展開で最終日を迎えることになった。

ムービングデーは予選通過の大会最年長記録を更新したばかりの63歳、ベルンハルト・ランガー(ドイツ)とプレーした。ホールアウト後のランガ―が「17番でいいドライバーショットを打って、セカンドは2番ユーティリティだった。ロリーのセカンドはピッチングだったかな。100ydくらい離されたホールもあったと思う」と苦笑したほどの飛距離の差。それでも「73」にまとめた大ベテランに敬意を表した。

ランガーの熟練技は健在だ(提供:Augusta National Golf Club))

「彼が(セカンドを)打つところから自分が打ったら、どんなスコアになるか想像したよ。正直に言って、8500ydのコースでプレーしているようなものだ。確立されたコースマネジメントには驚かされた。カッコいいよね。30年後もここに戻ってきて、同じことをやっていたいよ」

悔やまれるのは初日の「75」。今大会でのキャリアグランドスラム達成が厳しくなったことを認めつつ、最後までベストを尽くす。「フェアウェイを捉え、グリーンに乗せ続けて、できることなら、すべてのホールでバーディを獲りにいく。可能な限りベストスコアを狙う。あすも頑張って、その結果を見てみるよ」と攻めに徹する。

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