2020年 ZOZOチャンピオンシップ

“鬼門”初日をアンダーパー 金谷拓実は即席コンビも息ピッタリ

2020/10/23 13:46
トップスタートで1番から堂々とティオフした金谷拓実

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ@シャーウッド 初日(22日)◇シャーウッドCC(カリフォルニア州)◇7073yd(パー72)

プロ転向2戦目を2アンダー39位で滑り出した金谷拓実は「初日があまり得意じゃないので、アンダーで終えられて良かった。いっつも、いいプレーができないんで」と苦笑しながら繰り返した。

プロデビュー戦で7位に入った前週「日本オープン」は初日48位。昨年アマチュア優勝を飾った「三井住友VISA太平洋マスターズ」でも、51位スタートからまくった。アマチュア時代も含めて出場したプロツアーで最初の18ホールをトップ10で終えたのは、17歳148日で史上最年少ローアマチュアに輝いた2015年「日本オープン」しかない。

“鬼門”を自認する初日は第1組でのプレーだった。3番(パー3)でボギー先行も、5番で4m強を沈めて取り返すなど、5つあるパー5で4バーディ。「キャディのジョンといいコミュニケーションが取れた。普段はあまり(パットの)ラインとかも聞かないけど、きょうは聞いて、そのおかげでロングでバーディも獲れた。いい連携がとれた」とうなずいた。

開催コース・シャーウッドCCのゼネラルマネジャーから推薦され、スポットで起用するベテラン外国人キャディは「やっぱりコースをよく知っている」。大会前、PGAツアーの取材で勉強中の英語の発音を褒められたことがあった。流暢に英語を操るテニスの錦織圭選手らのインタビュー動画を見て外国語を耳からなじませようとするなど、日々の積み重ねは即席コンビでのやり取りにも生きている。

「少し緊張していて、でも、楽しんで18ホールはプレーできた。ティショットでドライバーを持つところはそんなに多くない。丁寧にフェアウェイのいいポジションに置いて、狙っていくコース。徹底して、残り3日間もやっていきたい」。地に足をつけ、残り54ホールを見据えた。(カリフォルニア州サウザンドオークス/亀山泰宏)

2020年 ZOZOチャンピオンシップ