米国男子ツアー

ゴルフきょうは何の日<9月30日>

2020/09/30 06:27

2012年 欧州選抜が「ライダーカップ」で歴史的大逆転

大逆転を果たした欧州選抜(写真は2012年ライダーカップ)

2年に1度開催される米国と欧州のチーム対抗戦「ライダーカップ」(イリノイ州・メディナカントリークラブ)は前日2日目を終えて、米国が4ポイントリード。最終日となる、この3日目はシングルマッチ12試合が行われ、欧州が意地の逆転劇を見せた。

第1マッチ、第2マッチと欧州が制して勢いにのると、第3マッチでは欧州ロリー・マキロイ(北アイルランド)がキーガン・ブラッドリーを2&1で下した。マキロイは試合前にアメリカ東部時間と中部時間を勘違い。州警察のパトカーの助手席に乗って会場に連れられ遅刻寸前、ティタイムの11分前に到着するハプニングも乗り越えた。「運転してくれた警察官に『乗り物酔いしたことはありますか』と聞かれたけれど、僕は『酔ったって構わない。時間までにティに連れていってください』と頼んだ」という。

第11マッチで欧州マルティン・カイマー(ドイツ)がスティーブ・ストリッカーを1UPで撃破してついに欧州が逆転した。最終第12マッチはタイガー・ウッズが、欧州フランチェスコ・モリナリ(イタリア)と引き分け。トータル14.5対13.5で、欧州選抜が前年に死去したセベ・バレステロス(スペイン)に連覇を届けた。