2020年 BMW選手権

まるで全米オープン? ダスティン・ジョンソン「イーブンで優勝」

2020/08/29 11:27
首位タイで週末に進んだマキロイ(Andy Lyons/Getty Images)

◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 2日目(28日)◇オリンピアフィールズCC(イリノイ州)◇7366yd(パー70)

36ホールを終えてアンダーパーは首位で並ぶロリー・マキロイ(北アイルランド)とパトリック・カントレーの2人だけ。2000年以降のメジャーを除くPGAツアートーナメントでは、最も少ない人数となった。

2003年「全米オープン」以来という久々のPGAツアー開催となったコース。タイトなフェアウェイを外せば深いラフが待ち受け、硬く仕上がったグリーンとともにエリートフィールドの69選手を苦しめている。

2日間で2人しかいないノーボギーラウンドで「69」をマークしたルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)は「全米オープンと同じではないにしても、それに最も近い。数週間後には全米オープンだから、いい準備になるね」。6月から9月に延期されたメジャーの前哨戦のような感覚でプレーしているという。

トップに立ったマキロイは、前週から使うブレード型のパターをネオマレットのテーラーメイド「スパイダー」シリーズに戻して浮上。「先週に比べて(1ラウンドあたり)6打くらいは難しくなっているんじゃないかな」と話し、「僕は2003年の全米オープンには出ていないけど、きっといい大会になったはずだ。(中西部における全米オープン会場候補として)USGAにとっても、素晴らしいテストになるだろう」。将来的な大会のカムバックを予想するほどタフなコースと格闘している。

世界1位は我慢比べもなんのその(Andy Lyons/Getty Images)

前週「ザ・ノーザントラスト」で米本土の大会では初となる通算30アンダーをマークして圧勝した世界ランキング1位ダスティン・ジョンソンは、松山英樹と並ぶ通算イーブンパー3位。首位と1打差につけ、バーディ合戦から一転、我慢比べの展開でもV争いに名乗りを上げた。

「(トータル)イーブンパーで優勝できる」としたケビン・キズナーの意見に同意した上で、「ここはどのホールも難しい。すべてのショットを集中して打たなければいけない。先週も楽しかったけど、今週のよりハードなゴルフも楽しいし、僕は好きだよ」と貫録を示した。

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