2020年 バラクーダ選手権

グレースが新型コロナ感染で2位から途中棄権 次週メジャーも欠場

2020/08/02 10:00
ブランデン・グレースが新型コロナ感染で途中棄権した※写真は大会初日(Jed Jacobsohn/Getty Images)

◇米国男子◇バラクーダ選手権 3日目(1日)◇タホマウンテンクラブ(カリフォルニア州)◇7390yd(パー71)

ブランデン・グレース(南アフリカ)が新型コロナウイルスに感染したことが発覚し、決勝ラウンド開始前に途中棄権した。PGAツアーの選手で陽性反応が出たのは8人目となった。

PGAツアーの発表によると、グレースは「昨晩(2日目の夜)に疲れがあり、標高が高いせいかと思っていた」と体調不良を感じ、この日コース入りする前にツアーに症状を伝えた。その後の検査の結果は陽性。米ツアー2勝目に向けて2位タイで大会を折り返していたが、フィールドを去ることになった。なお、帯同キャディは陰性だった。

「仲間たちと大会に関わるすべての人のことを尊重して、検査を受けたいと思った。リーダーボードのポジションから言えば残念だったが、最も重要なのは私たちの健康だ」

ツアーと米国疾病予防管理センター(CDC)のガイドラインに基づき、グレースは今後10日間の自主隔離に入る。次週の「全米プロゴルフ選手権」(カリフォルニア州TPCハーディングパーク)は欠場を余儀なくされ、2014年の「全英オープン」以降続けてきたメジャー出場も途切れることになった。

フェデックスカップポイントランキングは現在156位。残りのレギュラーシーズンで出場のチャンスがあるのは1試合のみで、米ツアーのシード喪失危機にも瀕した。

2020年 バラクーダ選手権