2020年 ザ・メモリアルトーナメント

ジャック好みのコースに…復帰のウッズは「71」でも浮上

2020/07/19 08:30
ウッズは「71」とまずまずのスコアで順位を上げた(Andy Lyons/Getty Images)

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 3日目(18日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7456yd(パー72)

硬直したグリーンからボールが滑り落ちる。連日の好天でコースは日を追うごとに難しくなった。「ジャックは週末、きっと喜んでいる。彼らが望んでいたように仕上がった」と、うなずいたのはタイガー・ウッズ。大会ホストを務めるニクラスの思惑を想像しながら、5カ月ぶりの復帰戦で実戦感覚を養っている。

2月「ジェネシス招待」以来の出場で、前日にカットライン上で予選通過を果たした。「(シーズン中断で)しばらく離れていた、このレベルの中でまたプレーできたわけだからね。自宅で回るのとここでラウンドするのは大違い。きのう(ホールアウト時点では決勝進出が)2オーバーまでかなと思ったけど、3オーバーまで入ってくれてラッキーだった」

上位からは遠い位置ながら、フィールド平均スコア「73.7」の中でのウッズのこの日「71」はまずまずのスコアといえる。グリーン手前の池に入れた3番の第2打を悔やんだが、その他のショットには及第点。「きょうは初日(71)のような感覚でプレーできた。パットが残念だったけど」。いずれもウェッジでの第3打をピンに絡めた前半5番、後半14番からそれぞれ2連続バーディを奪い、64位から2オーバー37位に浮上した。

過去に5勝をマークしたコースでも、この週末のセットアップにはウッズも驚く。「(同組の)ブルックス・ケプカともきょう話したんだけど、エッジから3yd、4ydというピンがたくさんあった。グリーンが軟らかければいいが、こう硬いとね…」と、最終日は強風が吹かないことを祈った。

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