2020年 ザ・メモリアルトーナメント

「頭の中がフリーズしている感じ」松山英樹はショット乱調止まらず

2020/07/18 08:13
松山英樹は3戦ぶりの予選落ちを喫した (Stan Badz/PGA TOUR via Getty Images)

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 2日目(17日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7456yd(パー72)

言葉少なに松山英樹は思い出のコースをいち早く去った。「冷静に考えて、次の試合に向けて頑張りたい」。3オーバー80位タイからの巻き返しは2つのダブルボギーを含む「79」でならず、通算10オーバーで予選落ち。2014年大会王者の力を見せることはできなかった。

スタート前の練習では、わずかながら復調の兆しもあったという。「感じはあったけど、ラウンドに出て思うように行かなくなって、頭の中がフリーズしているような感じです」。出だし1番で1Wショットを右のバンカーに突っ込み、3パットも重ねてダブルボギー。7番(パー5)でグリーン奥からウェッジで決めたチップインイーグル以上の興奮は、その後訪れなかった。

同じミュアフィールドビレッジGCで行われた前週「ワークデイ・チャリティオープン」の後半からショットの乱れが顕著になった。この2日間のフェアウェイキープは初日5ホール、2日目はわずか2ホールだった。“名物”とも言える深いラフからのコントロールは至難の業。パーオン率は2日間とも50%以下だった。

「良いところも何カ所かあったが、悪いのが多すぎた。しっかり修正したい」。6年前に米ツアー初優勝を飾った大会での予選落ちは2016年以来。「79」は当地で自身のワーストスコアになった。

次戦は2週後の「WGCフェデックスセントジュード招待」(テネシー州TPCサウスウィンド)とみられる。翌週には今季唯一のメジャー「全米プロゴルフ選手権」(カリフォルニア州TPCハーディングパーク)が控える。態勢を整えて大一番を迎えたい。

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