“自主棄権”のチェイス・ケプカに来年大会の出場権
2020/06/26 11:29
◇米国男子◇トラベラーズ選手権 初日(25日)◇TPCリバーハイランズ(コネチカット州)◇6841yd(パー70)
予選会を突破して大会出場権をつかみながら、新型コロナウイルス感染拡大防止の措置として開幕前日に欠場を決めたチェイス・ケプカに、主催者が来年大会の出場権を用意したとPGAツアー公式サイトが報じた。
ケプカは月曜日の予選会を突破して、兄ブルックスも出場する「トラベラーズ選手権」の出場権を確保したが、翌火曜日に練習ラウンドをともにしたグレーム・マクドウェル(北アイルランド)のキャディと、ブルックスのキャディがともに新型コロナウイルスに感染していることが判明した。
マクドウェル、ブルックスとともに自身の検査結果は陰性だったが、「他の選手やキャディ、ボランティアの安全のためには最善だと感じた」と、本戦欠場を決断していた。
ケプカは、昨季は欧州下部ツアーをプレー。今季は米下部コーン・フェリーツアーを主戦場としている。大会ディレクターのネイザン・グルーブ氏から来年大会の出場権を用意したことを聞かされると、「彼らが自分のやったことを見ていてくれて嬉しく思う。できることなら、その特別枠を必要とせず、来年のPGAツアー出場権を確保したい」と、大会側の配慮に喜びつつ、自力での出場権確保にも意欲をみせた。