2020年 チャールズ・シュワブチャレンジ

9㎏増量のデシャンボー 345ydで飛距離1位

2020/06/12 13:28
たくましさが増したデシャンボー。写真左は2018年、右は20年(写真右はPhoto by Ronald MartinezGetty Images)

◇米国男子◇チャールズ・シュワブチャレンジ 初日(11日)◇コロニアルCC(テキサス州)◇7209yd(パー70)

3カ月ぶりの再開初戦でブライソン・デシャンボーが6バーディ、1ボギーの「65」をマークし、5アンダー2打差7位と上々のスタートを決めた。もっとも、好発進以上に注目されたのが明らかに厚みを増したそのボディ。「20ポンド(約9㎏)くらい体重を増やしたかな」。現在は240ポンド(約108㎏、身長185cm)というパンプアップした肉体に満足げだった。

「もっと遠くに打つためではなく、ボールスピードを上げるために多くのスピードトレーニングを行った」と真意を説明。そのボールスピードについて、「特定のホールで時速193マイル(86.26m/s)と195マイル(87.15m/s)に達していたよ。(コンパクトなつくりの)このコースでは、11番と1番と2番くらいでしか(ドライバーは)使えないんだけど」と驚きの数値も明かした。

今季321.3ydでドライビングディスタンス1位に立つデシャンボー。この日も345.5ydでトップだった。

ブライソン・デシャンボーが好スタートを切った(Tom Pennington/Getty Images)

同組のジャスティン・ローズ(イングランド)も「僕も小さくない(身長187㎝、体重88㎏)つもりだが、ダスティン(ジョンソン)とも一緒の組だったから、今日のコースの中では小さいと感じたね。1番でかなりいいドライバーショットを打ってキャリーで300yd飛んだけど、ブライソンとは40ydくらい差があった。ダスティンが僕らの間くらい。トレーニングで巨大になって、明らかにスピードが上がっている」と証言した。

中断期間中にはルール適合ギリギリとなるシャフト48インチの1Wをテストする様子をネット配信していた自称「ゴルフ科学者」。旺盛な探究心は、自らの体にも向けられている。

2020年 チャールズ・シュワブチャレンジ