丸山茂樹ヘッドコーチ「世界中にとって苦渋の決断」 五輪延期に
2020/03/25 17:37
東京五輪の1年程度の延期決定を受け25日、五輪男子ゴルフ日本代表の丸山茂樹ヘッドコーチが「世界中にとって苦渋の決断だったと思います。その中で正しい判断をしていただいたのだと思っています」とコメントを発表した。
新型コロナウイルス感染拡大により、世界中でスポーツイベントの延期や中止が相次いだ。「この状況下でオリンピックを迎えることはとても不安でしたが、中止ではなく、延期になって私としては安心しました。1 年かけて今回の延期がプラスに転じるように、引き続き準備をしていきたい」と言葉を添えた。
同じく五輪女子ゴルフ日本代表の服部道子ヘッドコーチもコメントを発表。「今年開催出来ないのは残念という気持ちもありますが、今の世界の状況を考えると仕方ないと思っています。いろいろな方が熟慮し、調整していただいた結果ですので、1 年後にオリンピックが開催されることに感謝しなければいけないと思います。来年無事に開催されることを望み、選手たちがまた新しい気持ちでリセットして頑張ってくれると信じています」と代表候補選手たちにエールを送った。
オリンピックゴルフ競技対策本部の倉本昌弘委員長は「延期は覚悟していましたが、実際に方向性が決まって、これからまた再スタートという気持ちです。この 1 年で何が変わって、どこまでのことに対応できるのかが、まだ明確になっていませんが、強化委員会としては今後も出場する選手たちが安心してプレーできる環境を整えていきたいと思っています」とコメントを出した。
2020年東京大会のゴルフ競技は7月30日から8月8日まで霞ヶ関カンツリークラブ(埼玉)で開催される予定だった。