カナダ、オーストラリアが今夏開催の五輪から離脱表明
2020/03/23 16:15
国際オリンピック委員会(IOC)は22日、東京五輪の開催について延期を含めて検討すると発表したが、カナダとオーストラリアのオリンピック委員会はそれぞれ、より踏み込んだ声明で今夏の東京五輪への選手団の派遣を見送ると表明した。
22日、カナダのオリンピック委員会は「2020年の夏に開催されるオリンピックおよびパラリンピック競技には、選手団を派遣しないという難しい決断をした」と発表。選手たちの健康だけでなく、公衆衛生を守る観点からも、現時点でトレーニングを続けることがカナダ国民の守るべきポリシーに反してしまうと、その理由を説明した。
また、オーストラリアのオリンピック委員会は23日に、「オーストラリアの選手たちは、2021年の夏に向けて準備をすべきである」と指示。両国オリンピック委員会ともに、延期に伴う様々な困難は理解した上で、2021年の開催に向けて協力を惜しまないことを表明している。
ゴルフ界では男子がアダム・スコット(オーストラリア)、マーク・レイシュマン(オーストラリア)、アダム・ハドウィン(カナダ)、コーリー・コナーズ(カナダ)、女子ではブルック・ヘンダーソン(カナダ)、ミンジー・リー(オーストラリア)、ハンナ・グリーン(オーストラリア)、アレーナ・シャープ(カナダ)が、それぞれオリンピックランキングに入っている。