東京五輪は史上初の延期も IOC声明「4週間以内に結論」
2020/03/23 07:30
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国際オリンピック委員会(IOC)は7月24日開幕を予定している「東京オリンピック」について延期を含めた検討を行うと発表した。今後4週間以内に結論を出す方針。22日に声明を出した。
「大会に必要な多くの会場が利用できなくなる可能性がある。すでに何百万というホテルの予約が入っている状況で、少なくとも33のオリンピック競技のスポーツカレンダーを調整する必要がある」と説明。その上で「IOCは大会組織委員会、日本の当局や東京都と延期を含めたシナリオについて議論を開始する。今後4週間以内に議論は完了するだろう」と見通しを示した。
一方で「大会のキャンセルは議題にない」とし、中止の選択肢は否定した。
夏季五輪は過去に1916年ベルリン大会、1940年東京大会、1944年ロンドン大会がいずれも戦争を理由に中止された。延期となれば、五輪史上初めてとなる。