延期になって気になるマスターズのあれこれ

新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期が発表されたメジャー第1戦「マスターズ」。1934年に始まり、メジャーで唯一、同一コースを会場にしてきた大会はどうなるのか。現状で気になることをピックアップした。

■ いつ開催？

米国のメディアなどで推測されている代替日程のひとつは来季2020－21年シーズンに入る9月以降だ。8月末に同じジョージア州で行われるプレーオフ最終戦「ツアー選手権」の後、ウィスコンシン州で9月25日に開幕する2年に一度の米国選抜と欧州選抜の対抗戦「ライダーカップ」までの間との見方だ。また、5月に組み込む案も取りざたされている。

■ 出場資格は？

では、「前年末時点の世界ランク50位以内の選手」などとともに、「マスターズ前週発表の世界ランキング上位50位まで」に与えられてきた出場資格はどうなるのか？ 今年は3月末のはずだったが、これは変わらないのか。あるいは開催時期の変更に合わせて「大会前週」に変わるのか。「前年のマスターズ以降のPGAツアー優勝者」の資格はどうなるのか。

■ 風景は？

咲き誇るアゼリアやマグノリアの木で知られる4月のジョージア州オーガスタナショナルGC。「Well,it's spring time in the valley on Magnolia Lane」で始まるマスターズのテーマ曲も秋開催となれば、どこか違和感を覚えるものになってしまうかもしれない。