米国男子ツアー

新型コロナウイルス感染拡大も日程は変わらぬPGAツアー サインやハイタッチはどうなる?

2020/03/03 17:30
ギャラリーとタッチするダスティン・ジョンソン。こんなシーンがなくなる?※写真は2019年「WGCデルテクノロジーズ マッチプレー」

PGAツアーは3日、アメリカ国内でも新型コロナウイルスの感染者が増えている現状を受けて声明を発表した。

全世界で計6ツアー(PGA、コーン・フェリー、チャンピオンズ、カナダ、ラテンアメリカ、中国)を主管するPGAツアーだが、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)及び世界保健機関(WHO)からの情報を踏まえた上で、現時点では2月12日に発表したPGAツアーチャイナシリーズのQスクールと開幕の延期以外(Qスクールは4月後半から5月、開幕は5月後半から6月)、ツアー日程を変更する予定はないとした。

ただし、全関係者やファンの健康と安全を守るために、ツアーは新たな対策を講じる予定とし、さらに今後のCDCやWHOの最新のレポートをもとに、必要に応じて日程の再検討もするという。

米メディア「ESPN」の同日の報道によると、米プロバスケットボールNBAは、所属するチームに対してハイファイブ(ハイタッチ)の代わりにフィストバンプ(グータッチ)を推奨したり、サインのためにファンからペンを借りたり、ボールやユニフォームを受け取ったりすることを避けるようにすべきだとするメモを送ったという。

屋外スポーツのゴルフだが、ホール間やホールアウト後にはファンと触れ合う機会も多い。世界的に握手などの身体的接触が敬遠される傾向にあるなか、ゴルフトーナメントの風景も変化していきそうだ。