「楽しみでもあり、不安でもある」小平智はプロアマ方式初出場
2020/02/06 11:00
◇米国男子◇AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ 事前情報◇ペブルビーチGL(6816yd/パー72)、スパイグラスヒルGC(7035yd/パー72)、モントレーペニンシュラCC(6958yd/パー71=すべてカリフォルニア州)
開幕前日、小平智はスパイグラスヒルで練習ラウンドを行った。月曜日にペブルビーチ、火曜日はモントレーペニンシュラを回っており、これで3日連続3ラウンド目。普段は開幕前に1~1.5ラウンドしかしないことを考えると、「疲れますね」という苦笑いの感想もうなずける。
「(予選が)3日間っていうのも初めてだし、アマチュアと一緒のプロアマ方式っていうのも初めて。やったことがないから、楽しみでもあり、不安でもありますね。4人いるから、人のラインを踏まないようにしないと、とか…」。通常ならば、自分の世界に集中して、プレー中はあまり話をしたくないタイプでもある。「それもあって去年は出なかった。どういう雰囲気なのか気になります」。
「全部グリーンが小さい」というのが3コースの共通点。それでも、「ティショットをちゃんとフェアウェイに置ければ、コースはそんなに長いわけじゃないので、チャンスはあるかな」とひそかに期待する部分もある。2016年大会では岩田寛が優勝争いの末に4位となり、「それもひとつの勇気じゃないですけど、やる気になる。プラスにとらえられますね」と闘志をかき立てられている。
小平は「モントレー」→「ペブルビーチ」→「スパイグラスヒル」の順でラウンドする。昨年の優勝スコアは4日間で19アンダー。「3コースの中では、一番スコアが出そう」という「モントレー」から幕を開ける。(カリフォルニア州ペブルビーチ/今岡涼太)