2020年 ファーマーズインシュランスオープン

松山英樹 荒れた日曜日も…最後に出た「救いの一打」

2020/01/27 10:15
もどかしい一週間も、最後はナイスショットで締めくくった

◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 最終日(26日)◇トーリーパインズGC(カリフォルニア州)◇サウスコース(7765yd、パー72)

サンデーチャージを狙った松山英樹は、1イーグル4バーディ、3ボギー1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフで1アンダー「71」。通算4アンダーの45位へじわりと順位を上げて、サンディエゴでの一週間を締めくくった。

10番からスタートし、3バーディを先行させたが、17番で3Wのティショットを左のハザードに入れてボギーとした。「ミスになったけど、3Wでつかまっているのは良いことなので、あまり気にはしなかった」と振り返る。「ただ、結果がよくないということだけで…」。

後半はチップインパーのあとに3パット、チップインイーグルの直後にダブルボギーをたたくなど、「ドタバタした」というラウンドだった。フェアウェイキープ率は42.8%に低迷し、「ショットも暴れた」と納得にはほど遠い。

終わりよければ…少しは気分もよいはずだ。

それでも、最終9番(パー5)は1Wで300yd先のフェアウェイをとらえ、「救いの一打のような感じだった」と、最後に手に残したのは好感触だ。「最後のティショット、セカンド、3打目もすごくよかった。(3パットで)結果がボギーというのは、ショートゲームが良くないってことで悔しいけど、来週につながる部分も少しみえた」と前を向く。

次週の会場となるアリゾナ州フェニックスは、松山が過去2勝を挙げているパワースポット。「得意の大会だと思うので、初日からしっかり伸ばしていけるように調整したい」と、「フェニックスオープン」(1月30日~2月2日)開幕までの3日間で、再びゴルフに磨きをかけていく。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/今岡涼太)

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