日本でもハワイをイメージ 星野陸也は成長を実感
2020/01/11 16:20
◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 2日目(10日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)
星野陸也は予選通過に並々ならぬ執着があった。「1月1日からハワイに来て調整して、2020年の初戦。しかも自分、ねずみ年の年男なんですよ。これで予選落ちしたら1年の流れが悪くなる」。自身にしかわからない危機感とともに、前日完了できなかった2ホールを含む1日20ホールの長丁場を戦い抜いて決勝ラウンドに進んだ。
「73」と出遅れたが、第2ラウンドで4バーディ、1ボギーの「67」と巻き返した。前年大会に出場して4日間戦った経験が生きている。「去年ここに来たときより、明らかにアプローチとパターで対応できるようになっている」。1年前は打ち方すらわからなかったというグリーン周りのティフトン芝。日本に帰り、似たような芝を探しては、「これだったらソニーオープンのラフでもいけるかな」とイメージトレーニングを重ねた。「自分の中で理解して打てている」と小技の成長を実感している。
4番(パー3)では7Iでピンそば10㎝につけるスーパーショット。「ピンまで165yd。右から20ydアゲンストの計算で、距離をピッタリ合わせられた。入ってくれたらよかったのに」。会心の一打に声が弾んだ。
通算イーブンパーの43位タイでも首位とは6打差。昨年は7位発進しながら67位でフィニッシュした。「3日目、4日目といいスコアを出せば、上位争いに行けると思う。優勝争いまでできる順位にもっていけるように、まずは3日目を頑張りたい」。週末にまくって、1年間の成長を示す。(ハワイ州ホノルル/亀山泰宏)