「打ち急がない」のが秘訣 小平智は風と友達に
2020/01/10 16:54
◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 初日(9日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)
米ツアーメンバーとして3年目に突入している小平智が、出場した日本勢9人で唯一のアンダーパーとなる「69」をマークし、1アンダー暫定16位と好位置で滑り出した。
パー3を除く14ホールでフェアウェイを外したのは4ホールだけ。絶え間なく強風が吹き荒れ、アンダーパーで18ホールを終えたのは30人だけだったが、最大の武器である1Wショットは不動の安定感を発揮した。
選手たちを苦しめた強風をいかにして攻略したのか――。「リズムです」と小平は言う。「風が強くなると、ショットもパターも全部早く打ちたくなる。それをあまり打ち急がないように気を付けていたのが良かった。パターも決まらないまま打ったりすると、流されたりするので」と説明を加えた。
「こういうところでスコアを崩さずできたのは自信になるし、もう少し伸ばせた感覚もある。少しは成長したんじゃないですか」。漂わせる余力を、残り54ホールの上位争いにぶつける。(ハワイ州ホノルル/亀山泰宏)