2020年 ソニーオープンinハワイ

しぶことガチ勝負、石川遼と初打ち 小平智は充電完了で新年初戦

2020/01/09 15:52
つかの間のオフを終え、気力がみなぎる小平智

◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 事前情報(8日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)

昨年12月某日。小平智はクラブではなくバットを持ち、ティイングエリアではなく打席に立っていた。マウンドには渋野日向子。本格的なウィンドミル投法から繰り出されたボールは「結構、ガチでした。速すぎる」。かろうじてバットに当てたが、球威に押されて打ち取られた。

古閑美保夫人や渋野が所属するマネジメント会社がオフの恒例行事として開催する草野球。「脳科学の先生に、キャッチボールで空間認知能力を鍛えるとアプローチに生きると教わった」と、普段からトレーニングの一環として野球ボールを握っている小平もマウンドに立って力投した。年明けには、こちらも毎年のように行う石川遼との“初打ちラウンド”を済ませるなど、充実のオフを過ごして海を渡った。

米ツアーメンバーとして迎える3年目。次戦に予定している2週後の「ファーマーズインシュランスオープン」から米本土で勝負のシーズンが本格化する。「自分の状態、調子としては悪くない。目標は最低限シードを取ること。また優勝争いがしたい」。充電は完了。ここから活路を切り開く。(ハワイ州ホノルル/亀山泰宏)

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