2020年 ソニーオープンinハワイ

世界ランクをフル活用 今平周吾が描くオーガスタへのロードマップ

2020/01/09 15:12
ヤシの木もしなる強風が吹き荒れるコースで2020年初戦を迎える

◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 事前情報(8日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)

日本ツアーで2年連続賞金王に輝いた今平周吾が、本格的に海外へ打って出る。ハワイで迎える2020年初戦を前に、4月の海外メジャー「マスターズ」までの参戦プランを披露した。

まずは今大会の2週後に欧州ツアー「オメガドバイデザートクラシック」に出場。2月の「WGCメキシコ選手権」から転戦が本格化する。メキシコからいったん帰国後、世界ランキング50位以内という“手形”を活用して3月の「アーノルド・パーマー招待byマスターカード」「ザ・プレーヤーズ選手権」とフロリダで連戦を組む。再び日本へ戻り、すぐに「WGCデルテクノロジーズマッチプレー」へ。大会翌週も米国にとどまって調整し、そのまま2年連続2度目となるオーガスタへ乗り込む算段だ。

最新の世界ランクは日本勢2番手の30位。実質2枠の東京五輪代表争いを考えれば、試合に出ないことでランキングポイントを減らさず、圏内をキープしていく策もあるが、「なるべく海外でやるのが目標。どんどん挑戦していきたい。出られるチャンスも、なかなかない。そこで結果を残せれば、もっとランキングも上げられる。チャンスだと思うので、出られる試合にはどんどん出ていきたい」と前のめりの姿勢を崩さない。

海外メジャーでことごとく跳ね返され、場数を踏む必要性を痛感して組み上げたロードマップ。その第一歩となる今大会へ「去年より風が強くなると思う。獲れるところをしっかり獲って、守るところをしっかり守っていきたい。2020年最初の試合で弾みをつけていきたい」と気合をにじませた。(ハワイ州ホノルル/亀山泰宏)

2020年 ソニーオープンinハワイ