今田竜二が急激な進化、 賞金ランクでトップ10入り!
2008/03/10 12:34
米国ツアー第10戦「ポッズ選手権」で今田竜二が2位タイに入る活躍を演じた。これで今季は6試合に出場し、3度目のトップ5フィニッシュ。賞金ランキングで15位から9位に、FedEx Cupポイントランキングでは、15位から7位に躍進した。米国の下部ツアーで孤独な挑戦を続けてきた今田竜二が、その才能をついに開花させている。
2000年、2004年と下部ツアー「ネイションワイドツアー」で一勝ずつを挙げ、2005年からレギュラーツアーに本格参戦。毎年着実にランキングを上げ、2007年は賞金ランキング65位まで上昇。今や米ツアーにおいて、日本人の中でもっともホットなプレーヤーへ変貌を遂げている。
迎えた2008年、今季3試合目の「ビュイックインビテーショナル」で単独2位。このときの優勝者は、今田に8打差をつけて圧勝を飾ったタイガー・ウッズだった。絶好調のタイガーを追わねばならない不運もあり、今田は「今日の目標は2位で終えることだった。私にとっては優勝をしたようなもの」とのコメントを残していた。
「優勝と2位の間には遠い距離がある」と話す今田だが、レギュラーツアー初勝利も間近に迫っているように感じる。何より光るのは、パッティングの好調さだ。「ポッズ選手権」終えた時点での平均パット数27.9は、全選手中で7位。100位台であるドライビングディスタンスを、パッティングのスキルでカバーしていることが分かる。ワールドランキングもグングンと上昇を続け、初の「マスターズ」出場の可能性も現実味を帯びてきた。今田の躍進により、米国PGAツアーの楽しみがまた1つ増えたと言えよう。