「代表、オレ」 ウッズが異例の“監督兼選手”/世界・米国対抗戦
2年に1度の世界選抜と米国選抜との対抗戦「プレジデンツカップ」(12月12日~15日、オーストラリア・ロイヤルメルボルンGC)で、米国選抜主将のタイガー・ウッズは7日、出場12選手のうち主将の権限で指名する4選手を発表。自らを代表選手に指名した。
プレジデンツ杯の主将はチーム競技の監督の役割を務め、通常は自らプレーしない。“監督兼選手”は1994年の第1回大会のヘイル・アーウィン以来2人目となる。世界選抜主将のアーニー・エルス(南アフリカ)は選手としては出場しない。
ウッズは今年、4月の「マスターズ」(2018-19年シーズン)で11年ぶりにメジャーを制覇。10月に日本で開催された「ZOZOチャンピオンシップ」(19-20年シーズン)で、米ツアー最多に並ぶ通算82勝目を挙げた。3日時点の世界ランキングでは、7位につける。
世界ランク100位台だった2018年3月に主将就任が決まっており、独自のランキングに基づいて今年8月に自動選出された代表選手8人には含まれていなかった。
自らのほかにトニー・フィナウ、パトリック・リード、ゲーリー・ウッドランドを指名した。
世界選抜は松山英樹、アダム・スコット(オーストラリア)らが自動選出され、ジェイソン・デイ(同)らが主将指名で代表選手に選ばれた。
<世界選抜 主将アーニー・エルス>
マーク・レイシュマン(オーストラリア)、松山英樹、ルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)、アダム・スコット(オーストラリア)、アブラム・アンセル(メキシコ)、李昊桐(中国)、パン・チェンツェン(台湾)、キャメロン・スミス(オーストラリア)、イム・ソンジェ(韓国)、ホアキン・ニーマン(チリ)、アダム・ハドウィン(カナダ)、ジェイソン・デイ(オーストラリア)
<米国選抜 主将タイガー・ウッズ>
ブルックス・ケプカ、ジャスティン・トーマス、ダスティン・ジョンソン、パトリック・カントレー、ザンダー・シャウフェレ、ウェブ・シンプソン、マット・クーチャー、ブライソン・デシャンボー、トニー・フィナウ、パトリック・リード、ゲーリー・ウッドランド、タイガー・ウッズ