2019年 全英オープン

2年連続でリンクスに散る 松山英樹「自分のせい」

2019/07/20 06:21
この日のフェアウェイキープ率は42%と低迷した

◇メジャー第4戦◇全英オープン2日目(19日)◇ロイヤルポートラッシュ(北アイルランド)◇7344yd(パー71)

全英のリンクスコースは松山英樹にとって鬼門なのか。初日をイーブンパーで終えた松山は、2日目の1番のティショットをOBとしてトリプルボギーの「7」を叩くなど、通算3オーバー87位として、カットラインに2打届かずに予選落ち。昨年の今大会後から続けていた連続予選通過記録も「25」で途絶えた。

3Wを握った1番ホール。「練習場でもすごくよかったし、自信を持っていった。悪いスイングをしてしまった結果がOBになったと思う」と、右サイドのOBゾーンに消えていった。3Wで打ち直した3打目はフェアウェイをとらえたが、4打目はグリーン右手前へわずかにショート。パターで打った5打目は、傾斜を登りきらずに大きな弧を描いてピン下へ。結局5オン2パットの「7」とした。

それでも、続く2番、そして7番と前半2つのパー5でバーディを取り返し、前半は1オーバーまで盛り返した。だが、折り返した10番、11番で1Wショットを右に曲げて連続ボギー。「うまく修正できると思ったけど10番、11番で曲がってしまって、そこからはなかなか自信を持って打てなかった」と唇をぎゅっと結んだ。

「16、17、18番と風がフォローになるので、ぜんぜん(バーディを)獲れると思っていたけど、うまくいかなかった」と上がり3ホールもパーを並べ、1年ぶりに予選落ちの屈辱を味わった。

2年連続の予選落ちだが、リンクスコースでのやりにくさは「ないと思う」と松山はいう。「でも、なかなか思ったようなプレーができないのは自分のせい。しっかりと克服できるようにしたい」と、来年のロイヤルセントジョージズでのリベンジを誓った。(北アイルランド・ポートラッシュ/今岡涼太)

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