2019年 全英オープン

開幕2日前に初練ラン 今平周吾の“ギリギリ”作戦

2019/07/17 07:30
ディフェンディングチャンピオンのフランチェスコ・モリナリと練習ラウンド

◇メジャー第4戦◇全英オープン 事前情報(16日)◇ロイヤルポートラッシュ(北アイルランド)◇7344yd(パー71)

今季の海外メジャーはこれでコンプリートとなる4戦目。自身通算7度目のメジャー大会に挑む今平周吾は、月曜日の深夜23時にようやく現地の宿舎入り。火曜日のこの日に初めてロイヤルポートラッシュで18ホールをラウンドした。

「この間のマスターズでは早く(現地に)入ったけど、あまり早すぎても疲れちゃうというか。時差ボケも意外と変わらなかったので、だったらギリギリまで日本で練習していたほうが、疲れないでいけるかな」というのがその理由。

これまで出場した海外メジャーでは、18ホール終盤になると「身体が思うように動かないことがあった」と、将来的な課題ともする体力不足がパフォーマンスの質を落としていた。次週はWGCも控えており、ベストパフォーマンスを考えた末の日程だという。

練習ラウンドでは、ディフェンディングチャンピオンのフランチェスコ・モリナリ(イタリア)と、イアン・ポールター(イングランド)、オリバー・ウィルソン(イングランド)組に飛び込んだ。「朝、スタート表を見たら1枠空いていたので、ちょっと勉強しにいきました」と、こういう場面では遠慮はしない。「今日1Wを使ったのは5、6回。一緒に回った選手がみんな刻んでいたので、つられましたかね」とマネジメントも“真似ジメント”した。

そろそろ海外メジャーではじめての週末も経験したいところ。「今季最後のメジャーなので楽しみたいです。楽しみながら…、楽しんで良い結果が出たらいいです」と、記者たちのプレッシャーに押されたように、控えめに付け足した。(北アイルランド・ポートラッシュ/今岡涼太)

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