2019年 ANAインスピレーション

畑岡奈紗は予選落ち危機から2バーディ ムービングデーにつないだ望み

2019/04/06 11:37
最低限のノルマはクリア。ムービングデーのあすに浮上を期待!

◇米国女子メジャー◇ANAインスピレーション 2日目(5日)◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6834yd(パー72)

初日は1オーバー「73」。午前スタートとなった2日目は3バーディ、3ボギーのイーブンパー「72」。この2日間、スコアを伸ばすことができなかった畑岡奈紗は通算1オーバーとして、首位と9打差の28位で決勝ラウンドへ進出した。

「最初はどちらかというと上を目指してやっていたけど、だんだんスコアを落としていったので、カットラインが若干気になってしまった」と畑岡は言う。13番からの2連続ボギーで、一時は通算3オーバーまで後退した。前週優勝者として予選落ちはできないというプレッシャーも「少しはありました」と苦笑した。

それでも、終盤にきっちりと追い上げた。15番は120ydをPWで奥3.5m、18番はレイアップ後の3打目を54度のウェッジで3mにつけ、それぞれバーディとしてこの日イーブンまで盛り返した。

初日を終えて課題に挙げたアイアンショットの距離感は改善。パットも「あとひと転がりで入ってくれれば、5アンダーが出てもおかしくないようなゴルフだった」と、紙一重のところまで仕上がっている。5番(パー3)では、取り組みを続けているフェードボールで右からの風にぶつけるショットが打てたとうなずいた。

もどかしいゴルフが続いているとも言えるが、プラスにとらえれば末脚は残したまま。前週はムービングサタデーに「64」をマークした。今週もあすが勝負か。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/今岡涼太)

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