“勝負メシ”も効いた? 母・博美さんが明かす畑岡奈紗の体調不良
2019/04/01 19:08
◇米国女子◇キア・クラシック 最終日(31日)◇アビアラGC (カリフォルニア州)◇6558yd(パー72)
昨季から畑岡奈紗に帯同して米ツアーを転戦している母・博美さんは、娘の米ツアー3勝目を「ちょっと最後の方は緊張しました」と苦笑いで振り返った。
実は今週、畑岡は体調を崩していた。日本滞在中に花粉症から風邪のような症状になり、最終日の前夜はあまり寝ることができなかった。「隣で寝ていて、ゴホゴホやっていたので心配しました」と博美さんは述懐する。午後10時に就寝したものの、30分ごとに咳で目が覚めてしまうような夜だったという。
最終日のラウンド中もしばしば咳払いをしていた畑岡は、「13番くらいから咳がひどくて、うまく集中できなかった」という。そんな厳しい状況の中でつかんだ勝利だった。
同じ週に、国内女子ツアーで初優勝を飾った河本結は同学年。「『結ちゃん最終組だね』みたいな話はちらっとしました。『自分も』っていう気持ちになっているんじゃないかなって思いましたね」と博美さん。畑岡も「(そういう気持ちは)ありました」と同意した。
日曜日の朝食はカツカレーだった。「最終日はどうしても残り物になるのだけど、とんかつとチキンカツに、カレーが余っていたのでカツカレーになってしまった」と博美さんは照れ笑いした。そんな偶然を、畑岡は「なんか、メッセージなのかなって思いました」と受け止めていた。
博美さんは「本人はメジャーに勝ちたいって言っていますけど、私のなかではみんな一緒。どんな試合でも勝つのが大事ってとらえています」という。常に普通に接することを心掛けているという母は、次週のメジャー大会でもきっと変わることはないだろう。(カリフォルニア州カールスバッド/今岡涼太)