山口すず夏はプロ2戦目へ「先週の成績を上回れるように」
2019/02/12 17:33
◇米国女子◇ISPSハンダ オーストラリア女子オープン 事前情報(12日)◇ザ・グランジGC (オーストラリア)◇6648yd(パー72)
プロデビュー戦を22位で終えた山口すず夏(東京・共立女子第二高3年)が今週、オーストラリアでプロ2戦目に挑む。「やっぱりデビュー戦は特別な感じがあるので、(先週とは)プレッシャーは違いますね」と、その表情も穏やかだ。
まだ成長過程。ひとつひとつ課題を乗り越えていく段階だ。先週は「ダボ4個とトリ1個が本当にもったいなかった。それがボギーだっただけでもすごく違う」と悔しがった。「最終日に途中でボードを見たら、意外に周りが伸びていなくて『上位にいる』と思ったら緊張した。ちょっとボードを見るのが早かった」と反省が口をつく。
それでも、「そういうことに慣れていかないといけない。結果よりも、1打1打に集中していくことが大事」と、やるべきことは明確だ。
今週、アマチュアとして出場している吉田優利(千葉・麗澤高3年)とは同学年。吉田から見ても、「オリンピックへの近道として(米ツアー挑戦を)選択したことがすごいと思うし、日本人としてはなかなかそういう道を選べない」と、尊敬の眼差しを向ける存在だ。
「そんなに調子は悪くないです」と山口は言う。「あとは風の計算と、思いっきり振れるかどうか。先週の成績(22位)を上回れるように頑張りたい」と、力強く宣言した。(オーストラリア・グランジ/今岡涼太)