2019年 ISPS HANDA ヴィックオープン

山口すず夏は「厳しい流れ」を断ち切る 終盤バーディで予選通過

2019/02/08 18:12
予選通過を決めた山口すず夏

◇米国女子&豪州女子共催◇ISPS HANDA ヴィックオープン 2日目(8日)◇13th ビーチGC(オーストラリア)◇ビーチコース6479yd(パー72)/クリークコース6573yd(パー73)

出入りの激しい内容で「75」と落とした山口すず夏(東京・共立女子第二高3年)は通算1アンダーの53位タイ。10位タイから順位を下げたが、終盤にバーディを奪い、プロデビュー戦で予選通過を果たした。

難度の高いビーチコースで風の強まった午後組。「風の読み間違いもあった」と序盤12番(パー3)でダブルボギーをたたくと、前半の8ホールで5打を失った。「かなり厳しい流れだったけど、気持ちを切らさずに」と18歳。18番(パー5)、198ydの2打目。左から右に流れるアゲンストで3Wを使用した。「5Wと迷ったんですけど、強気にいこうと思った」。2オンから10mのイーグルパットを沈めた。

後半は1アンダーになったカットライン付近を前後した。「お父さんとも試合前にカットラインは1アンダーくらいだねって話していた。頭にあった。もう外したら、やばいと思った」。イーブンパーで迎えた6番で6m、7番で2mを決め、しぶとくパー。ピンにからめた8番でバーディを奪い、決勝ラウンド進出を手繰り寄せた。

同じく“女子高生プロ”としてデビューした畑岡奈紗の米初戦は予選落ちだった。山口は「このスコアなのでうれしさというよりも、あしたしっかりやらないといけない」。最終ラウンドに進出できる上位35位タイまでを目指す。(オーストラリア・バーウォンヘッズ/林洋平)

2019年 ISPS HANDA ヴィックオープン