2018年 全米女子オープン

鈴木愛は予選落ち濃厚も「この2日間は無駄ではない」

2018/06/02 10:47
国内ツアー賞金女王・鈴木愛にとっても全米女子オープンの壁は高かった

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 2日目(1日)◇ショールクリークCC(アラバマ州)◇6732yd(パー72)

昨季の国内ツアー賞金女王の鈴木愛は2バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「74」。初日に続いてスコアを伸ばせなかった。後続の多くの組は悪天候によりプレーを完了できない中、通算6オーバー暫定97位でホールアウトした。「すごく悪いコンディションの中、不甲斐ない2日間でしたが、この2日間は無駄にならないと思いますし、すごく充実していました」と振り返った。

前半2番、3番(パー5)ではバーディパットをそれぞれ3m、4mから放ちながらパーどまり。「流れをつかみたいところで、パッティングが決まってくれなかった」と悔やんだ。

この日も痛みを抱える左ひざにはテーピングを巻いて18ホールを完走した。決勝ラウンド進出は難しい状況となっているが、光明もある。「収穫はショットの状態が戻ってきたこと。きのうに比べて見違えるぐらいショットがよくなった。内容もかなり良くなったと思う」。フェアウェイキープ率も初日の50%から75%に上昇するなど、復調へのきっかけをつかんだ。

予選落ちが決まった場合、帰国後はオープンウィークを挟み国内ツアー「ニチレイレディス」(15日開幕、千葉・袖ヶ浦カンツリークラブ)に出場することが濃厚。左ひざの状態も懸念材料で、今季ここまで海外メジャー「ANAインスピレーション」を含めて11試合を戦った24歳は、しばしの休養をとることになりそうだ。(アラバマ州バーミングハム/玉木充)

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