米国女子ツアー

畑岡奈紗がJALと3年契約 米ツアー開幕戦へ出国

2018/01/15 10:45
畑岡奈紗(右)がJALと契約。心強いサポートを得て米2年目のシーズンに臨む

米国女子ツアー2年目のシーズンに臨む畑岡奈紗が15日(月)、次週の開幕戦「ピュアシルク バハマ LPGAクラシック」(26日開幕)に向けて成田空港から出国。JAL(日本航空)と3年間の契約も結び「日本を代表するエアラインと契約できて光栄。私も日本を代表する選手になって、アメリカで戦えるように頑張りたい」と笑顔を向けた。

今後は畑岡の家族を含む日米間を中心とした移動サポートを受ける。現役を引退した宮里藍と同じ契約先であることも決め手になり、「ずっと憧れていた宮里藍選手と同じエアラインとの契約なので、さらにうれしいです」と誇らしげだ。

昨年のルーキーイヤーは賞金ランキング140位でシード権に届かずも、ファイナルQT(最終予選会)をトップ通過して米ツアー再挑戦の権利をつかみとった。「去年はコースをまったく知らなかったけれど、今年はコースを知っている分、しっかりと休みを入れながら一試合一試合を大切に戦っていきたい」。アメリカに拠点も置く予定で、「今のところは、移動に便利なダラスに置きたいと思っている」と万全の環境を整えるつもりだ。

昨年は「日本女子オープン」(10月)で40年ぶりの大会連覇を達成するなど日本女子ゴルフ界の主役を演じてきたが、2018年は米ツアー初優勝と海外メジャー制覇に狙いを定める。2020年の東京五輪出場に向けて、世界ランキング(44位)を上げていきたい意識も強い。「オリンピックまであと2年。ここからが大事になる」と表情を引き締めた。(千葉県成田市/塚田達也)