米国女子ツアー

宮里藍と横峯さくらがテレビ共演 来季はそろって「優勝」目指す

2016/12/10 18:07
宮里藍と横峯さくらが久々に番組共演。終始和やかなムードで収録は進行した

米国女子ツアーを主戦場とする宮里藍横峯さくらが10日(土)、東京都内のスタジオでWOWOWの特集番組「LPGA女子ゴルフツアー2016 総集編 ~WOWOW女子ゴルフアワード発表!~」の収録を行った。宮里は「2人でこうしてカメラの前で話すのは久しぶり。新鮮で楽しかった」とし、司会役の関根勤さんを交え、アットホームな雰囲気でトークは進行した。

米ツアーは11月末に2016年シーズンが閉幕。11年目の宮里は賞金ランク67位、2年目の横峯は賞金ランク71位で終えた。ともに来季のシード権(80位以内)は確保したが、やはり求めるのは「優勝」の二文字。ともに来季の目標として、宮里は12年から遠ざかる節目の米ツアー10勝目、横峯は3年目での初優勝を挙げた。

宮里は10月に腰痛を発症し、シーズン終盤を満足にプレーできなかったことを反省。「この10年間、ルーキーのときから同じスケジュールで戦ってきて、あまりうまくいっている実感がない。(試合数よりも)質を上げていきたい」と、出場ペースの見直しを示唆した。腰痛に関しては「もう大丈夫」としながら、オフはトレーニングによる筋力強化などで再発防止を図る構え。「トレーナーさんとこれから相談しながら、方向を見つけていきたい」とした。

一方、3日後の13日に31歳の誕生日を迎える横峯は、1年目の賞金ランク44位から大きく順位を落とした今季を「1年を通して成績が残せず、良かったのはギリギリでシードを獲れたことだけ」と厳しく評価。来年1月からスタートする2017年シーズンに向けて来週から国内で始動し、その後は拠点を置く米国テキサス州に場所を移して早期の立て直しを図る。

「まずはシーズン中に全体的にズレてしまっていたところの修正と、ショットの精度。去年のオフはなんとなく練習をしていた感じだったけど、今年は明確な(テーマを持って)練習をしていきたい」。3年目の初タイトルに向けて「今年のオフ次第かな」と表情を引き締めた。

「LPGA女子ゴルフツアー2016 総集編 ~WOWOW女子ゴルフアワード発表!~」は17日(土)午前11からWOWOWライブで放送される。(編集部・塚田達也)