今季2勝アン・ソンジュの感嘆 世界2位のショートゲームに虜
2016/11/05 07:16
◇米国女子◇TOTOジャパンクラシック 初日(4日)◇太平洋クラブ美野里コース(茨城)◇6646yd(パー72)
今季米国ツアーで5勝を挙げてブレーク中の20歳が、世界ランク2位の実力を存分に見せつけた。タイのアリヤ・ジュタヌガンが6バーディ、ノーボギーの6アンダー「66」でプレーし、6アンダーの首位タイ発進。日本初登場となる大会初日を、リーダーボードのトップで飛び出した。
1Wを抜いてウッド系は3Wだけという自慢のパワーもさることながら、この日はショートゲーム巧者ぶりも披露した。後半10番では18ydからのアプローチを60度のウェッジで、さらに最終18番も15ydから50度でカップに沈め、2つのチップインバーディで首位の座を引き寄せた。
「ファンになりました」という声はギャラリーのものではない。初めて同組でプレーした国内ツアー今季2勝のアン・ソンジュ(韓国/1アンダー26位)の言葉だ。アンが左手首に故障を抱えているとはいえ、好感触だった1Wのボールよりも、2Iを持ったアリヤがその先を行くパワー。アプローチも「アドレスに入るだけでチップインしそうな雰囲気が出ていた」と賛辞は止まらない。
「自分のゴルフよりも、アリア選手のギャラリーをしている感じだった」と、苦笑いを浮かべた。(茨城県小美玉市/塚田達也)