上原彩子は25位で終戦 連戦にも「めちゃめちゃ元気」
2016/06/27 09:25
アーカンソー州のピナクルCCで開催された米国女子ツアー「ウォルマート NW アーカンソー選手権 by P&G」最終日。6アンダーの24位タイから出た上原彩子は、上がり2ホールを連続バーディで締めくくり「69」(パー71)。通算8アンダーの25位タイで3日間大会を終えた。
前半アウトは少ないチャンスをパットで生かせず、2ボギー。強い日差しと高い湿度で汗だくになりながら、バックナインに入って挽回した。第2打をピンそば1mにつけた10番から2連続バーディ。終盤17番(パー3)で4m、18番では5mのフックラインを鮮やかに沈めて連続バーディで締めくくり「最後にバーディを決められて、後半にナイスカムバックできてよかった」と納得顔だった。
大会記録に並ぶ初日の「62」は、ショットを打てばピンに絡むようなゴルフ。後退した週末2日間はグリーン上の勝負に敗れたが「18番のバーディパットは、ちょっと“つかんだ”気がする」と言った。「ショットはチャンスにつく回数が増えているので、あとは(パットが)入るか、入らないか。次のポートランド(キャンビア ポートランドクラシック/30日開幕)につなげたい」。待望の初優勝は週末に遠くなったが、収穫はあった。
5月の「キングスミル選手権」から、次週の試合で7週連続出場。疲労を問われても「それが、めちゃめちゃ元気なんですよ」と笑う。「チームのムードも良くて遠征がとても楽しい。試合がなくなると、離れるのが寂しいくらい」。7月7日(木)開幕のメジャー「全米女子オープン」は出場権がないが、「来週、優勝したら(世界ランキングで)行けるかもしれません」とポジティブだった。(アーカンソー州ロジャース/桂川洋一)