2016年 キングスミル選手権

宮里美香は我慢のゴルフ 2位で踏ん張り雨の週末へ

2016/05/21 11:29
出だしチップインバーディを奪うなど、首位と1打差の好位置キープで決勝ラウンドに進む宮里美香(Hunter Martin/Getty Images)

米国女子ツアー「キングスミル選手権」2日目、単独首位から出た宮里美香は2バーディ、2ボギーの「71」(パー71)とスコアを伸ばせず、通算6アンダー。2位に後退したが、首位のユ・ソヨン(韓国)とは1打差の好位置をキープし、決勝ラウンドに進んだ。

小鳥のさえずりに包まれる穏やかな天候の中、午前組で1番からスタート。2打目はグリーンに届かなかったが、3打目を直接沈めてチップインバーディとした。「スタートホールからチップインで気分は良かった」。

しかし、続く2番(パー3)でティショットはグリーンに届かず。アプローチをピン奥1.2mにつけたが、パーパットはカップ右にそれてボギーを喫した。前半はパーを拾うプレーが続き「アプローチとパットでしのいだ。ロングパットはとても速く感じたし、1mは簡単にオーバーしたが、返しを入れたのが大きかった。入っていなかったら、3つ4つ落としてもおかしくなかった」と、冷や冷やした心境を明かした。

ショットの精度が回復したという後半。15番(パー5)で、残り80ydの3打目をピン奥50cmにつけ、楽々バーディを奪った。

試合会場のあるバージニア州ウィリアムスバーグ近郊は週末、雨の予報だ。「天候が崩れる中で耐え抜いて、自分のゴルフができたらいい。1打をどれくらいの気持ちで打てるか。半信半疑だと案の定という(結果の)ショットが今日は目立った」と気を引き締めた。

2016年 キングスミル選手権