前週3位でも「期待しすぎない」 宮里藍の今季メジャー初戦
2016/03/31 11:00
前週の「キア・クラシック」で3年ぶりのトップ3フィニッシュとなった宮里藍が、復調気配を維持して今季メジャー初戦「ANAインスピレーション」(カリフォルニア州、ミッションヒルズCC)に挑む。開幕前日の30日はプロアマトーナメントに出場し、イン9ホールをラウンドした。
この日のプロアマ戦でも、安定した1Wショットはフェアウェイをとらえ続け、傍目にも好調維持が分かるほどリズムの良さ。周囲の期待度は高まってくるが、宮里本人は「その日その日の調子と向き合っていく。切り離して今週はプレーする」と冷静だ。自分でも感じている手ごたえは否定せず、「自分への期待度が上がる中、気持ちをコントロールして臨みたい」と話した。
懸念は、例年とは異なるコース状態。前日は周囲の砂漠地帯を吹き荒れた強風で砂嵐が舞うほどだったため、コースに散水を余儀なくされた。「フェアウェイが柔らかく、球が転がらない分、セカンドで距離が残る。ランが出ないことでピンポイントに球を置くことを要求される難しさはある」という。
グリーンもいつもよりソフトで、スピードが出ていない。12年連続12度目の出場の宮里は、入念な最終調整のため練習グリーンへと向かった。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/糸井順子)