最年少の14歳・山口すず夏 大舞台は「笑顔を意識して」
2015/07/09 08:54
日本人史上最年少で「全米女子オープン」出場を果たす14歳の山口すず夏(神奈川・鵜野森中3年)が、開幕前日までにランカスターCCで計3.5ラウンドをプレーした。
「十分コースにも慣れてきたので、あとは自分のショットの調子を把握して臨みたい」と抱負を語った山口。今年のフィールド最年少とあって、日本メディアはもちろんのこと、地元テレビ局からインタビューを申し込まれるなど、アマチュアを取り巻く環境は静かではない。
それでも、山口の表情は明るい。「テレビで見ているみんなに、楽しんでいるなと思わせたい。試合になると笑顔はなくなっちゃうかもしれないから、意識してやっていきたい」。同じ神奈川県出身の吉田弓美子のプレー態度が憧れだという。
この日は、前日に練習ラウンドを一緒にしたモーガン・プレッセルに、日本から持ってきた“いちごポッキー”をプレゼント。大舞台でも臆することなく、伸び伸びと振る舞っている。
「プレッシャーを良いプレーに変えたい。自分らしいプレーをしたい。ギャラリーが多い方が良いプレーができると思う」。最高峰の舞台では、1つ1つの経験すべてが宝物だ。(ペンシルバニア州ランカスター/今岡涼太)