宮里藍はイーブンパー発進「バーディは獲れている」

米国女子ツアー「ショップライトLPGAクラシックby Acer」が29日（金）、ニュージャージー州のストックトンシービューホテル＆GC ベイコースで開幕。宮里藍は5バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの「71」（パー71）で回り、イーブンパーの40位タイで発進した。

「あれだけバーディを獲って、イーブンパーは残念」。トップのモーガン・プレッセルとは5打差でのスタートに苦笑いを浮かべた。2010年大会では、第1、2ラウンド終了時に首位と2打差につけて最終日に逆転優勝。戦い方も十分心得た3日間大会とあって、スコアを伸ばしきれなかった初日の悔しさが募った。

インから出た宮里は序盤12番までに2バーディを奪いながら、15番（パー3）でダブルボギー。左サイドのバンカーからの2打目が、ピンに向かって下る傾斜まで届かず3オン。「いいパットだった」という1m強のボギーパットも外した。

17番（パー3）で第1打をピン左奥2mにつけてバーディを取り返したが、後半アウトも貯めたと思った“貯金”をすぐに使う展開となって2バーディ、3ボギーの9ホールに。8番では3Wでのティショットを左サイドのブッシュに曲げて3オン2パット。最終9番（パー5）も奥から2.5mのチャンスを活かせなかった。

「ホールによってボールの転がりがスムーズなところとポコポコしているグリーンがある。打ててはいるので、今週は割り切ってやるしかない」。左に行きがちだったショットへの修正ポイントは把握しているという。「バーディは獲れている。ここは飛ぶ人、飛ばない人のどちらにもすごくフェア。バランスが取れたいいコース」。2日目にまずは巻き返す。（ニュージャージー州ギャロウェイ／桂川洋一）