「あったじゃん!」野村敏京はシャフトを変えて大爆発
2015/03/01 21:10
前日までの鬱憤を最終日の18ホールで見事に晴らした。米国女子ツアー「ホンダLPGAタイランド」最終日、野村敏京は8バーディ、ノーボギーの「64」をマークして、通算8アンダーフィニッシュ。順位も前日の40位から13位タイへと大きく上げて、自身2戦目を締めくくった。
ドライバーのシャフトが軟らかすぎる。前日まで飛距離ロスに悩んでいた野村だったが、はたと気付いたのは昨晩のこと。そういえば、もう1本ある!年明けのタイ合宿へと持ち込んだが、重過ぎて使っていなかったシャフトを引っ張り出し、ヘッドを付け替えて、朝の練習場からそのまま最終日へ実戦投入。「20yは飛んでいて、飛んじゃって森の中に入りました」というのも嬉しい悲鳴だ。
50グラム台から60グラム台へ。「ちょっと重い感じはするけど、前のよりは良かった」と野村は言う。10番スタートの最終日は、前半5つ、後半3つのバーディを量産した。ティショットに引っ張られるようにパターも好調で「今日は(パットの)道が全部見えていた。バーディパットが全部入ってくれて、すごく楽なゴルフだった」と喜んだ。
昨年は日本人選手最上位の賞金ランキングだったが「そういうのはあまり気にしていない。日本の中じゃなく、LPGAの中で上にいたい」とライバルは全選手だ。自身今季2戦目での上位フィニッシュに「パットは思ったより早く戻ったけど、ショットはまだ足りない。来週は初めてシンガポールに行くので頑張りたい」と、次戦への期待を膨らませた。(タイ・チョンブリ/今岡涼太)