2015年 コーツゴルフ選手権

進行遅れのしわ寄せ…美香と上原は2ホールを残して日没サスペ

2015/01/29 10:14
中断なしのサスペにも「アメリカではよくあること」と、普通に受け止めていた宮里美香

米国女子ツアーの今季開幕戦「コーツゴルフ選手権 by R+L Carriers」は28日(水)に初日を迎え、現地18時10分過ぎに日没サスペンデッドに。ホールアウトできなかった20人には宮里美香上原彩子が含まれ、ともに2ホールを残して中断のホーンを聞いた。

宮里は16番を終えて2オーバーの暫定55位、上原は7番を終えて5オーバーの暫定88位としている。

この日は悪天候による中断はなかったが、午前組からハーフにして約2時間40分ほど費やすなど進行が遅れ、午後組はスタートタイムが25分もずれこんだ。宮里と上原はアウト、インからともに13時30分ごろのティオフを強いられ、全体的な進行遅れのしわ寄せが終盤組にいってしまった形だ。

上原彩子も夕日を背に浴びながらのプレー。「グリーンのスピードが合わない」と3回の3パットを悔いた

選手たちにとって、数カ月のオフを挟んで初の実戦となる開幕戦。進行が遅くなりやすい状況も理解できるが、今週は120人に絞られたやや少ないフィールドでも全組ホールアウトできなかった。「もっと(出場選手数を)少なくしてもいいくらいだけど・・・コースの難しさもあると思います」と上原。

このままだと明日も引き続きサスペンデッドになる恐れもあるが、2人はともに、明日の2日目は午前スタート。7時30分から再開する第1ラウンドの未消化ホール終了後、順調にいけば8時50分に第2ラウンドをスタートできる見込みだ。「明日は午前スタートで良かった」という宮里だが、天気予報では朝から霜注意報が出ているのが、少々気がかり…。(フロリダ州オカラ/塚田達也)

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