2014年 全英リコー女子オープン

47位発進 森田理香子が固めた決意「必ず良い位置に行けると思う」

2014/07/11 06:09
良かった点と悪かった点。森田の課題は明確なだけに修正出来る可能性も低くはないだろう(「Pentax K-3」にて撮影)

イングランドにあるロイヤルバークデールGCで開幕した「全英リコー女子オープン」初日、2年連続出場の森田理香子は2バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの「75」。3オーバーの47位タイで初日を終えた。

7時3分のスタート時、リンクスの風はまだ眠ったまま。全144選手が出場してわずか3つのバーディしか出なかった1番で、森田は残り210ヤードの第2打を3Uでピンそば50センチにつけてバーディを奪い、華々しく大会をスタートさせた。

森田は14ホールを終えて2バーディ2ボギーのイーブンパー。安定したプレーを続けていたが、15番(パー5)で躓いた。ティショットを左サイドのラフに打ち込み、2打目はフェアウェイに戻すだけ。そこからの3打目は、右からの風を計算して右方向に打ち出したものの戻り切らずにラフに捕まり、4打目はグリーンの反対側まで転がり落ちた。

このホールをダブルボギーとすると、続く16番でもティショットを右サイドのラフへとミスして、2ホールで3ストローク落としてしまう。「曲がってしまったことで気持ちも萎えた」と森田。17番、18番と上がり2つのパー5でもバーディを奪えず、「反省するところはいっぱいあります」と悔しさを口にした。

それでも、明日に向けてすぐに気持ちは前を向いた。「緊張した中でスタートしてリズムも悪くなったけど、良いショットも良いパットもあった。前半みたいなゴルフが出来ていれば、必ず良い位置に行けると思う」。克服すべき課題もはっきりと認識している。「誰でも曲がるし、ラフに入ったら出せばいい。(悪い流れは)自分で修正できることなので、それをコースの中でやらないといけない。それは自分でコントロールしていかないといけないこと」。自らに言い聞かせるように、強い決意を口にした。(英国サウスポート/今岡涼太)

2014年 全英リコー女子オープン